どうもみなさま、おはこんばんちわ!アリマックスです。
ブログも今年で3年目に突入しようとしております。
何か新しい事をやろうかなと思い、今年から見た映画や映像作品で感じたことやライトな感想文をブログに残しておこうかと思います。主に少し前や昔の名作映画を中心に、いまさらその映画の批評!?という感じで見た感想などを投稿していこうと思っています。
内容には一部ネタバレを含みますので、それを好まない方は見ないほうが良いかと思います。
で今回は先日hulu にて私の大好きな漫画家である、古谷実原作の『ヒミズ』を見たので、感想を書いておきたいと思います。
映画『ヒミズ』あらすじ
中学生にして貸しボート屋を営む住田祐一は、不遇な現実に諦観しつつも、平凡な生活を送ることを夢見ていた。ところがある日、かつて蒸発するも突如戻って来た父親と暴力団からの虐待を受ける。しかも、母親が中年男と駆け落ちして失踪したことを機に孤立無援となった挙句、それに耐え兼ね父親を衝動的に殺害するという取り返しのつかない事態に陥り、天涯孤独の身となる。住田は普通の人生を送ることを諦め、「悪い奴」を殺すべく、夜の街を徘徊するようになる。茶沢景子は住田が天涯孤独になる以前から気にかけており、彼が殺人行動を起こしたことを知ってもなお救い出そうとする。しかし、茶沢の想いとは裏腹に、住田の人生は深い絶望に落ちていった。
私は古谷実が好き
まず大前提として、私は古谷実という漫画家がとても好きです。私の中で一番好きな漫画家は間違いなく、古谷実です。
ヒミズはまず古谷作品の中では衝撃的かつ、古谷ワールド解放作の大事な1作品だと思っているので古谷ファンとしてはこの作品がどう料理されるのか楽しみと不安が半々でした。
園子温と古谷実は合うと思った
園子温といえば、性的描写と暴力描写でリアルを描く監督だと思っていたので、古谷作品の映像化にあたってはとても相性が良いと思っていました(古谷作品に関して、性的描写と暴力描写は欠かせないため)しかし少し期待ハズレだったのが正直な感想です。
原作好きとしては原作と一緒でないことが気になる
まず大きくは震災描写を取り入れている部分です。古谷作品は心の闇に重きを置いている作品だと思っているので、残念ながら震災描写による辛さや悲しみといった物理的な「震災」という闇はは、この作品では不要だったかなと思います。
また、キャスティングが園子温ファミリーで展開されるが故に夜野正造がおっさんになっていたり、キャスティングから他の園子温作品(冷たい熱帯魚など)を思い出してしまう所も不要なノイズだなと感じました。
最大の違和感は、やはりラストシーンですね。本来というか原作では住田は最後自殺する流れになっていますが、映画の住田は自殺せず、自首をしに行くという流れ…。正直全然原作とは別作品で、尚且つあまりよい映画ではないなぁと思いました。
まとめ
というわけでいまさら映画批評第1回は映画『ヒミズ』でした。正直な感想としては残念でしたが、古谷作品が映画化したことは純粋に嬉しいです。他にも映画化しないかな〜なんて期待していますが、次回は是非園子温監督作品以外が見てみたいです。
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