どうもみなさま、おはこんばんちわ!アリマックスです。
先日ブロガーズリスク分散勉強会に参加してきました。
ブロガーズリスク分散勉強会とは?
ブロガーズリスク分散勉強会とは、あきお(@akio0911)さん、奥野大児(@odaiji )さんが企画運営するブロガー向けの勉強会で、今回で第4回目の開催となっています。
第4回である今回のテーマは、「漫画やキャプチャー画像の適切な引用を学ぶ 」という事なので、引用の基本的なルールや、著作権などについて法律事務所の方に教えていただき、学んで思ったことを書いて行こうと思います。
ブログを書く上でどうしても必要になってくる引用や著作権のルールは、自分で調べてみても今ひとつ解ったようなわからないようなモヤモヤをかかえていたので、何とかこの辺りをちゃんと勉強したい!と思っていたところだったので良いタイミングでした。
講師は野本遼平先生
講師はGVA法律事務所の野本 遼平先生、Web、アプリ方目ににとても明るい方なので、ただのブログ書きである私にも馴染みのある事例などで説明してくださってとてもわかりやすかったです。
こんな本も出しているそうなので、ぜひ気になる方はチェックしてみてください。少し中身を見させていただきましたが、内容はアプリだけでなくWebメディア運営者が見てもためになる内容となっております。
著作権(財産権)と著作者人格権
まず著作権と言われる権利の著作権(財産権)と著作者人格権を最低限押さえておきましょう。
著作権(財産権)とは
著作権(財産権)は主に著作物に対する経済的利益を対象にした権利のことで、著作物を作った著作者に与えらる、著作物を自由に使用し、処分できる権利。
主に以下の内容。
- 複製権
- 公衆送信権 送信可能化権
- 譲渡権
- 翻訳 翻案権
他人が著作者の許可なしに、無断で複製や出版などを行う、インターネット上など、公衆によって受診されることを目的として、送信やアップロードをすると著作権(財産権)を侵害することになります。
著作者人格権とは
著作者が自己の著作物について有している人格的権利を対象にした権利の事で、著作物の同一性の保持や公表の手段や方法の決定ができます。
主に以下の内容。
- 公表権
- 氏名表示権
- 同一性保持権
著作物を意図しない形式に、編集や変更などを加えてはいけないと主張出来るのが、同一性保持権。
引用の正しいルールは?
- 引用のルールは著作物を引用する必然性があること
- 自分の文書と引用した文書主従関係が明確
- 出所の明示がなされていること
というわけでブログを書くときの引用であなたのやり方が正しいか今一度確認してみましょう。
その文章や画像を引用する必要があるか?
あなたがそのブログの記事を書き上げるときに、その引用が無いと、その記事が成立しない場合に、初めて引用の必然性があると言えます。
つまり無意味な画像を適当に拾ってきて、ブログ内に掲載すると、その画像がフリー素材でない限り、著作権を侵害しているということになるので注意しましょう。
自分の文書と引用した文書の主従関係が明確
自分の書いた記事(メインとなるコンテンツ)と引用のバランスが崩れている場合もダメ。
自分のコンテンツと引用の量が五分五分では、既に主従関係が成立しているとはいえません。メーカーの新規商品が発表会された場合、オフィシャルサイトの文章を引用として、ごそっと持ってきて、少し自分の意見を入れるだけでは、もってのほか!それでは主従関係は成立しません。
メインコンテンツの中で引用が許されるのは2割か3割なのかな〜と私は思いました。
出所の明示がなされていること
これはブロガーの皆さんは守っていることが多いと思いますが、引用元のブログや、画像なら、その出所をしっかりと明示しなくてはいけません。
引用部分は一目でわかるように見た目を変えたり、blockquoteタグで囲んだり。
引用元のブログなら、タイトルとURL位は最低でも載せましょう。
画像なら撮影者か作成者の情報も必要です。
漫画や本の場合は、タイトル、著者、出版社など権利を持っていると思われる所を全て書いておくほうが無難だそうです。
著作権侵害は現在親告罪だからなんとかなってるけど…
著作権侵害は、著作権者が告訴する事で侵害者を処罰することが出来る、親告罪の為、例えばブログの中で著作権を侵害していたとしても、その著作者に著作権侵害の事実が伝わらなければ告訴される事はありませんし、第三者が告訴することもできません。
しかしながら、著作権侵害を非・親告罪化するという話もあるとかないとか…。そうなると、誰からでも告訴されてしまいます。アンチが多い人は心が常に休まらない日々を送ることになりますよ。
今はそんなにPVがないから大丈夫かもしれませんが、将来もっとみんなに見てもらいたい願望などがあるなら、今のうちから著作権侵害には十分に注意しましょう。最近ではアットリップさんの全記事削除の例もありますし。ブログが大きくなってからでは遅いですよ。
引用にはリスペクトの気持ちを忘れない
これは今回の勉強会に参加して、1番心に残っていた言葉ですが、引用にはリスペクトを忘れない事が一番大事ですね。
しっかりと引用のルールを守り、リスペクトが前提の引用であれば、著作者もむやみやたらに告訴するということにはならないと思いますよ。
あなたが自分のブログを愛しているなら真面目に考えましょう
私のブログ自身もこれから修正をしていかなければならない部分がたくさんあるので、著作権侵害を当たり前のようにしてしまうブログは自分の子供を犯罪者にしているようなもの…愛しているなら真面目に考えましょう。
というわけで今日はこの辺りで。アリマックスでした。
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